バンクーバーレストラン レビュー Published on Main

こんにちは、さずです。

今回はずっっっと行きたいと思っていたレストランのご紹介です。

その名もPublished on Main。

こちらのレストランはコロナ真っ只中の2019年の12月にオープンした”モダンウェスタン”レストラン。

普段ニューオープンのウェスタンレストランはそこまでマークしないんですが、このレストランのオシャレな内装と、世界一有名なレストランNOMAで働いた経験もあるセレブリティシェフが作り上げる繊細なメニューをどうしても試してみたくて前々からマークしておりました。

美容師の仕事上、お客さんとレストランの話をすることも多いのですが、誰に聞いても

”あそこのレストランめっちゃくちゃ美味しい。けどめちゃくちゃ高い。笑” との回答で、

そんなに美味しいなら一度行ってみたい!と虎視眈々と機会を狙っていました。

しっかしこのレストラン、人気すぎて行きたいと思った日にち、時間になかなか予約ができません。

ちょっと私が目を離している隙にバンクーバーの人気レストランになっていました(どの口が言うか)

自分の都合と友達の都合とレストランの都合をなんとか合わせて今回やっとトライすることができました。

こちらがその噂のレストランの内装

美しい・・。

奥に長い作りで広々。

モダンなヨーロピアン調のインテリアでダークグレーの壁に緑のプラントが映えています。

エントランスから手前側はカジュアルで明るい雰囲気なのに対して、奥の方の席はどっしりと重厚感のある高級ホテルのような雰囲気。

内装がちゃんとしてると席に着いた瞬間にどんな料理が出てくるのかワクワクして本当に気分が高まります。

ここのホームページを開くとこの写真がどどーんと出てくるのですが、

写真を見て分かる通り料理がなんか洗練されてますよね。盛り付けが美しいというか。

お皿や盛り付け、彩りなどにめちゃくちゃ拘っていて、目にも美味しい料理の数々。

ディナーメニューは小さいものも含めると大体常時25品ほど用意されているのがこのレストランの大きな特徴。(この他に日替わりのスペシャルも二つぐらいあります)

一品一品のポーションはコースメニュー並みに小さいので二人で行った場合6品ぐらい頼んでシェアするといいよ、とサーバーさんが教えてくれました。

ウェスタンレストランには珍しく、全てのメニューの一品ずつに写真が載っているのも特徴で、普通、材料しか載っていない一般的なレストランメニューとは違い、どんな料理が運ばれてくるのかが一目瞭然。

頼んでから想像と違ったものが出てくるリスクはありません。

ちゃんとしたサービスのレストランに行くとサーバーさんがその日の特別メニューを勧めてくれるのですが、それらは当然グランドメニューには載っておらず、はたまたデイリーシートなる紙のメニューもありません。口頭のみでのご紹介。

ここで毎回思うんですが、居酒屋みたいにその日のメニューとして紙に書いて出してくれたらいいのに。リスニングテストみたいで無駄に緊張するじゃんよ。

前述したようにただでさえこっちのメニューって材料からどんな料理が出てくるか想像しないといけなくて、リスニングテストの後は連想ゲームで頭フル回転。

英語じゃなくて日本語でペラペラ説明されてもちゃんと聞いてないと「あれ?なんだったけ?今日のスペシャル?」ってなるし、もうちょっとリラックスさせてくれぃ、たまの外食なんだから・・と思うのは私だけでしょうか。

と、私の心の声はこれぐらいにして、

こちらが噂のメニューです。

この日は二人ともあまりハングリーではなかったため、お友達と二人で頼んだのは全部で4品。

まずはずっと食べてみたいと思っていたこちらのパン。

BEE POLLEN MILK BUNS

japanese style milk buns with bee pollen and whipped butter – $9

まるでアンパンマンのほっぺのようにふんわりと焼き上げられたほんのりはちみつの甘みがあるミルクパン。

自家製のふわふわバターをつけて食べるのですが、これが本当に美味しい!

大きさは拳一個分もなく、小さめで、それでいて一個$4.5もしますがここでしか食べられない優しくて繊細なテイストは食べる価値アリ。

BURRATA $26

こちらはブラータチーズ(フレッシュタイプチーズでモッツァレラチーズの中に生クリームが入っている淡白な味わいの柔らかいチーズ)にコールドプレスのオリーブオイルと粗挽き胡椒をトッピングし、薄くピールされたカブが添えられた一品で、これと一緒にトーストしたフォカッチャがついてきます。

こちらは料理というよりかはアペタイザーですが、これも単純においしかったです。

そしてブログを書いている今、ウェブサイトのメニューをチェックしたところ私が訪れた時とではすでにブラータチーズの内容が変わっていました。

今はカブではなくベリー系のソースの上にチーズが乗っかっている一品になっており、季節に合わせて1、2ヶ月程度でメニューの内容が変わることが判明。

こちらがただいまの”ブラータチーズ”枠の一品

人気のレストランはお客さんに飽きられないように常に進化し続けなければいけないんですね、きっと。

そういえば私の大好きな和食屋さんSTEMも季節ごとにメニューがガラリと変わってましたね。訪れるたびに全然違うメニューがあるのが毎回とても楽しみ。

CURED SCALOLOP  $25

その名の通りスライスされたホタテの一品で、

こちらも例に漏れず、数ヶ月前の”ホタテ”と今の”ホタテ”メニューでは内容が違いました。

私がいただいたホタテは

ほんのりグレープフルーツの香りがする酸味の効いたソースの中に薄くスライスされたホタテが敷き詰められ、その上にはピンクグレープフルーツとハラペーニョがトッピングされていました。

対して今のメニューに載っているホタテはこちら

cured scallop with nettle dumplings and a spring dashi broth – $25

一目瞭然に違いますね。まるでお抹茶の中に和菓子が浮いているかのような日本的デザイン。同じ”ホタテ”メニューとは思えません。

ちなみに値段はどれも私が訪問した時と同じでした。ということはメインの食材を使って同じ値段で全く違う料理をしょっちゅう考えているということ。

これはなかなか通う価値がありそうですね。

PUBLISHED FRIED CHICKEN  $36

こちらは

お店の名前がついたフライドチキン。

published fried 1/2 chicken with a honey mustard dill sauce – $36

フライドチキンをこんな高級店で頼むなんて・・と侮るなかれ。

こちら激うまでした。

言うまでもなく衣はサクサクで、食べた瞬間に鼻に抜ける香ばしい香りと絶妙の塩加減がすぐに脳に伝わり美味しいと確信。

ちょうどいい塩梅の甘辛いタレにカラまったホクホクのチキンが口いっぱいに広がります。

高級店にふさわしい、まさに上品なフライドチキンでした。

と、以上が今回オーダーした4品でした。

結論から言うと、どれもとっても美味しかったですが、うーーーーん。

そこまで特筆すべきレストランではなかったかもしれません。

トップレストランだけあってサーバーさんの感じはいいし、言うまでもなくインテリアは素晴らしく、当然店内も掃除が行き届いている感じでしたが、料理と値段のバランスに関して言えばやはり少し高すぎかな、と。

もしかしたら今回私たちがオーダーした4品がここで頼むべきものではない(オーダー必至ではない)”二軍の品”だったのかもしれませんが、料理4品とカクテル二杯ずつでチップ入れてお会計一人$120ほどでした。高!

それだったら大好きなステムでたらふく8品ぐらい頼んで$120の方が幸せだったかな〜。

まぁでもデートや特別の日のディナーにはとても良さそうなところでした。特別感はありますね。

このレストランはよく一人$150 ほどでお料理数皿とペアリングのワインが出てくる特別コースを日にち限定で開催していて、そういうイベントみたいな回はシェフの腕前を拝見するのに特にいい機会だと思うので行く価値とってもありそうな気がします。

以上、パブリッシュオンメインの突撃レビューでした〜

それではまた〜

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

Related Posts

Begin typing your search term above and press enter to search. Press ESC to cancel.

Back To Top