エアカナダの乳幼児用バシネットを使ってみた件

こんにちは、さずです。

コロナになって早2年が過ぎました。

思えば最後に飛行機に乗ったのは2020年の1月。

2019年の年末に日本に一時帰国し、翌年1月にカナダに戻ってきた直後、コロナが一瞬で世界中に広がりました。

私はコロナの直前に日本に帰れていたのでかなりラッキーでしたが、それからというもの一時帰国はもちろん、海外旅行からは縁遠い日々が続きました。(皆さん一緒だとは思いますが・・)

しかし今回どうしても日本に帰らないといけない事情があり、日本入国後の14日間の自己隔離をしないといけないことや、コロナの感染状況を考えかなり悩みましたが、2年ぶりに日本に一時帰国することを決めました。

しかしいつもと違うのはコロナ関係の心配事だけではなく・・


生後2ヶ月半になる子供を連れての帰国ということ。

いつもはANAかJALの日系を使うのですが、たまたま私のお友達でエアカナダで働いている子がいて、今回運良くその子からディスカウントコードをもらったので今回は初めてエアカナダで成田まで行くことに。

そこでまず分からなかったのは2歳以下の子供のチケットの手配の仕方とフライト中乳幼児を横に寝かせることができる子供用簡易ベッド、バシネットについて。

これ調べても情報が少なくて私自身かなり悩んだので今回は同じように情報が欲しいお母さんたちのために私が体験して分かったことをお伝えしたいと思います”!

赤ちゃんの航空チケットの取り方

子供が生まれるまでは”2歳以下の子供って飛行機タダだからチケット取る必要ないんじゃないの?”なんて恥ずかしながら考えていた自分がいました。

2歳以下の子供は席を使わないのでシート分の料金は取られませんが、Air Transportation Chargesとして結局まぁまぁの金額を払わなければいけません。

私の場合はtaxを入れて$127.25でした。

結構するなぁと思ったのが正直なところですがまぁしょうがない。

ちなみにこれはチケットプライスではないのでディスカウントコード等は使えません。

肝心の取り方ですが、

これは普通だったら航空会社のウェブサイトに行き、

チケットの枚数を2にし、

1 Adult

2 Infant(on lap)

とすればスラスラと次に進み、後は自分と子供の情報を入れればすんなり取れます。

なのですが、今回はそう簡単にはいきませんでした。

航空券のディスカウントもらえてラッキーとルンルンしていたものの、ディスカウントコードには有効期限があり、その有効期限はまぁ短いもので。

運悪く、その有効期限は赤ちゃんが生まれる前に切れてしまうものだったので、まだ妊娠中のうちに誕生日も名前も確定していない赤ちゃんのチケットを取るという難易度の高い事態と対峙しなければいけませんでした。

まだ生まれていない赤ちゃんのチケットの取り方

エアカナダで働いているお友達に確認したところ、ディスカウントコードを使いたければ最初に大人のチケットを取って、赤ちゃんが生まれてから赤ちゃんの分のチケットを追加するしか方法はないみたいです。

※後から赤ちゃんの分を追加することができるなんて全く知りませんでしたが、できるらしいです。

なんせ赤ちゃんの誕生日も名前も(仮)で取るわけにはいかないので、ここは確実に全てが決まってからチケットを取る必要があります。

今回はディスカウントコードの有効期限問題でしたが、シートセールなどで当分先の出発のチケットを買いたいけどまだ赤ちゃんが生まれていない・・みたいな時もこの方法に当てはまりますね。

ちなみにディスカウントどうこう関係なく、追加でチケットを買い足したい時はエアカナダのカスタマーセンターに直接電話するしか方法がないみたいです。

しかしこれがまた本当に厄介でした。

なぜならエアカナダのカスタマーセンターの待ち時間は鬼のように長く・・・・・電話が繋がった瞬間に”待ち時間は約2時間です”とアナウンスがあり驚愕したのも愚か、実際は2時間半待たされました。

なんせそれしか方法がないのでいくら2時間半待ちが嫌でも待つしかありません。

バシネットの予約

前述の通り、赤ちゃんが無事に生まれ、名前が決定した時点でコールセンターに電話して子供の分のチケットを自分のチケットに追加します。

その時に”バシネットも予約したい”と伝えました。

すると”バシネットの予約自体はできないけど2歳以下の子供一人に対して親一人分のバシネットを使える席を無料で予約できる”との回答がありました。

ん?ちょっと意味が・・と思いましたが、要は

バシネットの席=Preferd Seat

つまりお金を払わないと確保できない席(非常口近くの席。前に席がなく、足元広々席)

その席をお金を払わずに確保してくれる、ということでした。

バシネット自体は予約はできず、当日空きがあれば使えます、という曖昧な答えでしたが、どうゴリ押ししてもこのカスタマーセンターのお姉ちゃんができることは何もないのでそこは当日空港のカウンターでエアカナダのスタッフにお願いしましょう。

子供一人に対して大人一人分のprefered seatしか無料で確保してもらえないので大人二人が子供一人を連れて行く場合もう一人の大人は正規のprefered seat代を払わなければ隣の席には座れません。

隣じゃなくても近くの無料の席でいい、という場合はテキトーに近いとこにして、と伝えれば後ろの席などを取ってもらえます。

こうして子供の分のチケットを取り、無事バシネットを使える席を一席確保。ほっと一安心。

と思ったのも束の間、

実際の出発前にエアカナダにログインして自分のチケットを確認したところprefered seatどころか追加料金がかからない普通席まで確保されていませんでした・・・。

は?どういうこと?とかなりイラッとしましたがカナダって本当そんなもんです。

ちなみにカナダに戻ってくる帰りの飛行機で、日本から日本語ラインのエアカナダのカスタマーセンターに電話したときは電話は1分も待たずにすぐ繋がり、問題なくバシネットの席を無料で一席確保していただけました。(しかし事情がありこの後二度かけ直して他のオペレーターの人に繋がると「バシネットの席は無料では確保できません」とか「もう空いてません」とか電話を受ける人によって対応がかなり違いました。厄介。どうなってんだエアカナダ。)

コロナ真っ只中だったので幸い席はガラガラで、出発直前でもオンラインで席を変更することが可能でした。

ちなみに子供の分の荷物も一つだったら無料で預けられるみたいです。二つ目からは$100チャージされます。

実際にバシネットを使ってみた

フライト当日空港のエアカナダカウンターでチェックインをする際にバシネットを使いたい旨を伝えます。

Prefered Seatが当日でも空いていれば無料でこの席を確保してくれます。

ここでいよいよ実際に席が確保されて一安心。

飛行機に乗り込んで赤ちゃんを膝に抱き着席。

ここが今回の機体のPreffered Seat

5分もしないうちにCAさんが平べったくて長い物体を持って登場。

バシネットです!

そう、バシネットは飛行機に元々付いているわけではなく、壁にあるネジの穴みたいなところにカチッとはめこんで装着する簡易ベッドなのです。

思ってたよりもずっと工業的なデザインで寝心地めちゃくちゃ悪そう・・。

ベッドといってもボトムに板が入っているわけでもなく、防水バッグの生地みたいななんともいえない触り心地の、まぁ、大きな袋ですね。

これに自分で持ってきたブランケットか、エアラインから配られるブランケットを敷いて使用します。

設置が終わるとCAさんからバシネットの安全な使い方について説明があります。

  • バシネットを使用する際は上に付いているフラップの4つのベルトを必ず全部締めること
  • シートベルトサインがオンの時はバシネットは使用できない。つまり離着陸中は使用不可
  • 飛行中タービュランスなどでシートベルトサインが付いたらバシネットの中で子供が寝ていても直ちに中から出すこと

安全上機体が揺れている時は使用してはいけないみたいのですが、正直揺れてる時に子供をバシネットから引きずり出して膝に抱えようとするほうが危険なんじゃないかと思っちゃいました。

ていうか揺れたらバシネット落ちるの?壁から?(汗)

と結構焦りました。

そしてこのフラップですが、メッシュになっているので息はできると思うんですが、網目がかなり太めなので閉めた状態だと中にいる子どもの顔が全く見えません・・。

ベルトはかなりきつめに締めないと赤ちゃんの顔に蓋が触ってしまうというバッドデザイン。

中ですやすや寝ているのか、はたまた今にも泣き出しそうな顔をしているのか、ていうかほんとにちゃんと息できてる!?

確認するにはベルトを外してこのフラップを開けないといけなかったので終始とても不安でした。最初の1時間ぐらいは10分おきぐらいに立ち上がってフラップ開けてたので全然落ち着かなかったです。

このフラップ閉じて4つベルトすることによってなんか安全になったりする?壁から落ちるかもしれないのにそれ意味ある?

と正直考え出したらキリがなかったです。

話が完全に変わってしまいますが、このバナナシリコン歯ブラシ、超オススメです。

歯ブラシとしてというよりもTeethingで痒くて仕方がないFussy Babyに与えるとガブガブ噛んでくれるので一時的ですがかなり落ち着きます。

Teethingで悩んでるママたちの強い味方!

使ってみた感想

前述した通りシートベルトサインがオンになった瞬間に抱き上げないといけないのが結構厄介で、寝ている子供を起こしかねないのが欠点に感じました。

安全上仕方ないことなのですが。

この時はコロナで席がガラガラだったのと、子供がまだ2ヶ月半でサイズ的にかなり小さかったためバシネットを借りなくても空いている席に直接寝かせていた方が楽だったかも、とも思いましたが席に直接寝かせて機体が急に強く揺れた場合子供が席から落ちないとも限りません。

やはりバシネットがあった方が楽なのは楽です。

特に日本からカナダに戻ってくるときには子供の体重も増えていたのでずっと抱っこで9時間過ごすのはきついものがあります。

フライト中に実際にバシネットに入れていた時間は9時間中合計大体5時間ぐらいだったと思います。

他の4時間は膝の上で抱いてあやしたりミルクをあげたり抱きながら機内をうろうろしたり。

当然ながら畿内ではどんな子供も確実に一回はぐずるので赤ちゃんの気持ちを落ち着かせるアイテムを何個か持参しましょう。

2ヶ月半の時はまだおもちゃを握ったりもしないので特に何も与えていませんでしたが、うちの子は4ヶ月の時には歯が生え始めて痒くなっていたみたいなので、噛み噛みできるキリンのソフィーがお気に入りで、ぐずったらすかさずソフィーを与えていました。

そういえば同じ機内に他にもバシネットを使っているお母さんがいたのですが、バシネットではなく膝に抱いたまま赤ちゃんもお母さんも寝落ちしていました。

お疲れ様です・・と思わずにいられませんでした。

子供連れの飛行機は本当に大変ですがバシネットがあれば数時間は自分が寝る時間を確保できる(かもしれない)のでオススメです。

以上バシネットリポートでした〜

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