こんにちは、サズです。
今日は美容師さんに向けて最近お気に入りのカラー剤について紹介したいと思います。
以前にも紹介したムラサキシャンプーの王道ファノラノーイエローシャンプー(パープルシャンプー)。
元祖バージョンなら日本のアマゾンでも買えます。購入はこちらから↓ ※ファノラノーイエローと検索
このファノラから出ているカラー剤がすごいんです。
何がすごいってこの会社、紫シャンプーも出してるぐらいなのでアッシュやパープルなどの寒色系にめちゃくちゃ強くって、そこいらのカラー剤のアッシュなんかとは比べ物にならないぐらいアッシュが入ります。
普通アッシュ系はブリーチしないと入らないんですが、このカラー剤だったらブリーチなしでもなんとなくアッシュにする事が可能。
ブリーチしたら一発でグレーやシルバーなどのクールトーンにすることができます。
ブリーチ一回だとどうしても黄色が強く出て次に入れるカラー剤がピュアに入らないことってよくあると思うんですが、このカラー剤は黄色を調整する補色が入っているのかブリーチ一回+一回のカラーでものすごくキレイな色にしてくれます。
最近流行りのアッシュっぽい薄いピンクとかも簡単にできちゃうので本当におススメ。
カラー剤自体は一般的なカラー剤より固くてチューブから出すのも大変なほど。
二剤のオキシは標準装備で2倍。トナーとして使う場合の1.05%は3倍、という多めミックスで使います。
オキシは1.05%、 3%、 6%の3種類
こちらがファノラクリームカラーのカラーチャート
※オンラインでのカラーチャートが合成なので実際のチャートを撮ってみました。汚くてすみません。。
チャートを開いて一番はじめに目に飛び込んでくるのは1枚目の写真の鮮やかな紫色。
4.22 5.22 8.2F 9.2F 10.2F辺りなんですが、普通チャートの色と実際に出てくる色そこまで同じ色にならないんですが、このカラー剤は本当にこのチャート通りの色になるんです。
アッシュ系の11シリーズもビックリするぐらいここまでグレーになります。
これは本当にすごい!
うちの店ではシュワルツコフのカラー剤をメインで使っていますが、ファノラのアッシュ系があまりにも優秀なので、アッシュ系は全てファノラに替えたぐらいです。
このカラー剤を使うとどうなるか
こちらがファノラクリームカラーを使ってカラーした青紫から赤紫のグラデーションカラーです。
根元1、2センチ離して全体的にブリーチ。
その後根元はファノラクリームカラー6.11 + 7.11 1:1 を4.5%でベタ塗りでブリーチしてない部分を上げつつ、ブリーチの始まり部分をオレンジを消しつつダークなアッシュにします。
ブリーチなしの部分もアッシュっぽいダークブラウンになります。
中間の青紫部分 7.11 +5.22 +8.22 +Clear 1:1:1:1 Blueを1、2センチ 1.05%
毛先の赤紫部分 5.22 + 8.2F + Clear 1:1:1 1.05%を塗布後シャンプー台でWWater colour Pinkで毛先部分だけ赤の色素を投入
2週間後に色が落ちたので再カラーに来店。
今度は全体紫にしたいとのことだったので
再カラー
全体 5.22 +9.22 +Clear 1:1:1 1.05%
中間のちょっと暗くしたい部分 毛先の色の残りに6.11+ Blueちょっとだけ を重ね塗りして
こうなりました。
シンプルなレシピでめっちゃキレイに発色。
このカラーがダブルカラーをとっても楽にしてくれて助かります〜!
日本ではおそらくまだ手に入らないと思いますが、きっとそのうち入ってくるはず。
ファノラからはこのクリームカラーの他にも”No Yellow Hair Color”なるトナー用カラーも出てるので、この辺も近々試してみたいと思っています。
それではまた〜