こんにちは、さずです。
コロナ真っ只中の7月、バンクーバーにファンシーな寿司フードカートができました。
その名もTAKENAKA。
聞いた話によるとかの有名なKINGYO系列のRAISUでずっとヘッドシェフとして働いていた方がオーナーさんだそうで、アートなような一糸乱れぬキレイな見た目が特徴のお寿司(ちらし寿司、手巻き、ロールがメイン)で、ずーっと気になっていたんですが、この間やっとトライすることができました。
こちらはレストランではなくフードトラックつまり持ち帰り専用です。
このコロナ禍でどのレストランも家賃を払うのが大変な時期にフードトラックを始めるというのは賢い選択な気がします。
トラックが停まっている場所は Coho Collective’s new state-of-the-art commissary 1370 East Georgia Streetで、この場所は複数のレストランに貸しキッチンを提供しているビルらしく建物の前にはたくさんのウーバーイーツ、ドアダッシュのドライバーさんたちがウジャウジャ。
それ以外はダウンタウンでもなければ人通りが多いわけでもない、いわば”何もない”エリア。
この辺は新進気鋭のローカルビールブリューワリー(醸造所)が多く、これからオシャレになっていくであろうエリアではありますが、浮浪者も多いので夜一人で出歩くにはなかなか勇気がいります。
今回は夜ご飯を買いに18時前に行ったのですが辺りは真っ暗。

こちらグランドメニュー

見やすいウェブサイトのメニューはこちら
なんと意外にもカレーがありました。おそらく限定メニューですかね?

(衝撃のロブスターかつカレー!)
手巻き寿司が有名ですがかなりファンシーな値段…。
ウニ手巻き一本$17…
(フードトラックにあるメニューと、ウーバーイーツなどのデリバリーで頼むメニューが違います。デリバリーは幕内弁当やばらちらしなどアリ。)
この日はロブスターロールがスペシャルで一本買ったらもう一本付いてくる!とのことでこちらは迷わず購入。
今回はハウスロール($10)と100%和牛ビーフハンバーグカレー($21)と、もちろんウニ手巻きもオーダー。
トラックの中で働いている女の子2人とも日本人の方みたいで日本語でオーダーできます。

待つこと10分ほど
キレイにパッケージしてくれた紙袋をもらいルンルン気分で帰路へ。
そしてこちらが噂のウニ手巻き!



ウニだけだと思っていた中身はウニ(大きめの二本)、カニ、いくら、ホタテ(厚切りが二切れ)に数の子でした!
よだれダラダラの私。早速いただきます!
いや、これめちゃめちゃ美味しい…。
ウニは甘いわ、カニもホタテも甘いわ、生臭さはひとっつもなし。
酢飯も酸っぱすぎずとても私好み。
こんな豪華な手巻き食べたのは初めてですね…そりゃぁ$17ですから。
そのうまさに舌鼓を打ったものの、海苔で巻いて食べちゃうと海苔のパンチが強すぎてウニが薄れるので、世界で一番ウニが好きな私は二口食べて結局ウニだけ引き抜いて食べちゃいました笑
間違いなくここのウニは臭くないです。甘くてクリーミーでした。
こうまで新鮮だとその入手ルートが気になるところです。
ただ一本$17!
値段だけが引っかかります…。
ウニに満足した私が次に手を出したのはロブスター手巻き。


こちらにもカニ肉がたっぷり!
わーほんとに豪華な手巻きだなぁ。
しかしこちらは揚げたロブスターなので、一口食べてもロブスターを食べている感覚は特になく、なんだったらダイナマイトロールと言われて出されても分からないレベル。
ロブスターの果肉はプリプリで美味しかったんですが、$15は出さないかなぁ…。
これは正直よっぽどロブスターが好きな人じゃない限り頼まなくていいかもしれません。
次!

世にも美しいハウスロールです。
いやぁ、これは見た目がまず参りましたね。ほっそーい錦糸卵なんか入っちゃってまるでひな祭りのよう。
バンクーバーの寿司ロールは大概ご飯がはみ出ていたり海苔が破けていたり具が飛び出していたりと、お世辞にもキレイとは言えないものがフツーですが、そこはさすがファンシーを売りにしたTAKENAKAさん。
いいお値段なだけあります!
こちらのマグロもカニも当然なんの臭みもなく、本当においしかったです。
ハウスロールにあんなにマグロがごろっと入っていることもなかなかない。
このハウスロールはSashimiyaさんといい勝負だと個人的には思います。
最後にカレーをいただきました。

カレーは特殊な容器に入っておりルーとご飯がキレイに分かれていました。
ご飯に直接カレーをかけたくない派としてはめちゃありがたい!!
そしてサプライズの煮卵と、らっきょ風に煮た玉ねぎがご飯とセットに!
このカレー、ホテルで食べるような上品なお味で、やや甘め。バターとかいっぱい入っていそうなまろやかで優しい風味でした。一般家庭のカレーの味とはちょっと違ったホテルのカレー。
キャンビーと7番にあるMr.Curryさんのパンチのあるカレーが男性だとしたら、TAKENAKAさんのカレーは女性、といった感じ。
今回は100%和牛ハンバーグカレーを頼んだんですが、このハンバーグがまた絶品でした。
ハンバーグの中結構ピンクだったんですが、それも和牛100%だから成せる技!
めっちゃめちゃ柔らかくてジュワーではなくフワーです。
つなぎ入れてないんじゃないかなってぐらい柔らかかった。
でもポーションは小さめ。カレーだけをお昼に頼んだとしたら私は絶対に足りません。(どんだけ食うねん)
これで$21が安いのか高いのか判断し難いところではありますが、味的にはわりと満足できました。
今回二人でウニ手巻き$17(×2)+ロブスターロール二本で$15(この日は特別プロモーション)+ハウスロール$10+カレー$21=$80
二人で$80でした。フードカートの値段とは思えない値段(*_*)…
やっぱりウニ手巻きがちょっと高すぎるかなぁ…。
まぁ一人$40ならいつものご飯の倍ぐらいの値段ですかね。
でもあのウニ手巻きを食べたらとってもいい気分になれるので、何かを頑張った自分へのご褒美に食べたい特別な日用ですかね、TAKENAKAは。
以上フードカートTAKENAKAさんのテイクアウトレビューでした〜