こんにちは、さずです。
またまた新しいレストランをトライしてきたのでレビューしたいと思います。
キツラノにあるこちらのレストランは夜でも飲茶を、ビールと一緒に楽しんじゃおうという新しいコンセプトのおしゃれチャイニーズレストランです。
チャイニーズレストランというと大きな丸いテーブルがあって、白いテーブルクロスが掛けられてて、大人数で食事するといった典型的なイメージがありますが、Little Birdは縦長の店内に小さな四角いテーブルがずらりと並べられているどちらかというとスパニッシュタパスでも出てきそうな印象のかわいらしいレストラン。
店内に足を踏み入れた瞬間にお店の方に体温測定をされ、ハンドサニタイザーを促されます。
そこからお店のコロナ対策について二つほど説明がありました。
一つは席に座っている時以外は常にマスクをつけてもらうこと
もう一つはお会計の時にも必ずマスクをつけること
「よろしいですか?では7番の席へどうぞ」
と言われ、え?7番?と思いパッとテーブルに目をやると全てのテーブルに大きなガラス板が立て付けられており、そのガラスに番号がふってありました。
なんだか漫画喫茶のプライベートルームにでも通されるような感覚で7番の席につくとテーブルの上にはラミネートされたメニューとマーカーペンが。
そうです、本当のディムサム(飲茶)っぽく、自分でオーダーしたいものに注文する個数を書き記すスタイル。
バンクーバーは中国系移民が多く、ディムサムを食べられるレストランがたくさん存在しますが、普通飲茶はブランチとして朝からお昼にかけて食べるもの。夜に飲茶を食べるなんて想像もしていませんでしたが、日本人の感覚で考えるとシュウマイとか肉まんなどの蒸し物って別に夜でも食べるからアリですよね。
今回私たちが頼んだのは
- シュウマイ $6
- ガイラン(中国野菜の蒸し物)$8
- パクチーとエビの蒸し餃子 $6
- ガーリックスクイッドのフリット
- ホタテとタロのパフ(よく分からない)
です。
それとここはローカルビールにも力を入れているみたいなのでFour Winds のSaisonをオーダー。
ビールが来るのとほぼ同時にイカのフリットが来ました。
サーバーさんがビールを置くときも、食べ物を置くときもかなり離れたところから顔だけはこのテーブルの領域に入らないようにヒョイっと置くのがとても不思議な感じでした。
どうやらこのレストラン、コロナ対策をかなりしっかりされているみたいです。
オフィシャルウェブサイトにそのコロナ対策の内容が詳しく記されていました。(めちゃくちゃ項目多い…)
こんなにコロナ対策を厳しくやっているレストランはそうそうありません。。
肝心のフリットはサクサクでイカもゴロゴロ大きめ!
たまに中身がないイカのカラマリありますが、あれとは全然違い、プリプリだし想像以上においしい!
フリットが来たと思えば味わう間も無く次は蒸し餃子。その次はガイラン、と次から次へと来るわ来るわ。
もうできてる!?と思うほどの提供スピードでオーダーしたもの全て5分以内に到着。
もちろん全て温かく、味も本当にディムサムそのもの。
こういうおしゃれフュージョンのレストランって大概味もフュージョンでウェスタン寄りになっているのですが、ここは本格的なディムサムの味。
なんでもオーナーさんのおじいちゃんとお父さんがバンクーバーで本格広東レストラン(Flamingo House)を経営しているらしく、幼い頃からその背中を見て育ったオーナーさんは、キツラノエリアに住む人々がなかなかディムサムを食べに行けないことに目をつけ、外見はEAST × WESTでカナディアンでも入りやすく、でも中身はバリバリの本格ディムサムレストランを作りたかったそう。
このレストランのスペースではキッチン設備が限られているため、キッチンは別ロケーションのセントラルキッチンを使って調理しているらしく、おそらくこのレストランではそこで出来上がったものを温めるだけ。
だからこんなに提供速度が早かったんだ!と納得。
お父さんのお店、Flamingo Houseからも数人のシェフがLittle Birdで働いているらしいので、ディムサムのプロ達が作っていたんですね。
どうりで全てフツーに美味しかったわけです。特にパクチーとエビの蒸し餃子なんてプリプリ。
ホタテとタロのパフは外側がミルフィーユ状のパイ生地になっていて、割ってみるとタロクリームが入っていました。ぶっちゃけ何を食べているか分からないぐらい味はありませんでしたが、上に乗っているホタテの大きさが贅沢すぎてそれだけで満足。
ガイランは中華料理屋さんで頼むと量が多すぎて(さらに高くて)なかなか頼みませんが、ここのはミニサイズで二人で食べるにはちょうど良い量。味も他のお店より美味しかったように思いました。
全体的に料理の満足度は75点ぐらい。
カジュアルにディムサムを楽しみたい時にまた来たいと思いました。
さて、食事が終わったのでお会計です。このお店これが本当に変わっていて…。
店員さんがカードマシーンを持って来てくれたのですが、まず
「マスクをしてください」
と促されピリついた空気に。なぜかお会計の時テーブルにいる全員がマスクを着用しないといけません。
言われるがままマスクをし、カードマシーンを受け取ろうとすると、
「僕が打ちます。チップは払われますか?何%入れますか?」
とナゾの対応。なんと!カードマシーンを渡してくれませんでした。これは衝撃。
口頭でチップの%を伝えると、店員さんが言われた通り操作してそこに遠くから自分のクレジットカードをタップするという、本当に初体験のお会計方法。
コロナ対策をしっかりやっているお店、というのは理解できましたが、チップを口頭で伝えるのとかなんだか気まずくて、ついうっかりいつもより多めに払ってしまいました。小心者。
かと思えば隣の席の人は$5で。と伝えているのが聞こえたので、気まずい思いをしていたのは自分だけだったのかもしれませんが。
というか別にカードマシーンをお客さんに渡す時に消毒すればいい話じゃない?と思うのは私だけでしょうか。
このお会計体験が衝撃的すぎて食べ物の味よりも店員さんの顔や塩対応の方が強く印象に残っていますが、このコロナ渦で人と食事をするのが難しくなった今、ここまでやってくれるなら安心してご飯を食べに行けますね(汗)
味、提供速度、サービスなど総合的にはまぁまぁオススメできるレストランでした!
以上キツラノにあるLittle Birdからでした〜。