ウィスラーのレインボーレイクでハイキング 〜バックパッキングの修行〜 ➁

クリフバーでエナジーチャージした直後に現れたのは山の中腹から流れ出る小川。

生い茂る木の奥に滝とまではいかないレベルだけど水が流れ出ていて、これはどうやら湖から溢れ出ている雪解け水!ゴールが近いんじゃないのー!?と期待せずにはいられません。

この手前がトレイル

あまりの暑さと予想外の傾斜にどうしても早くゴールにたどり着きたい。(かと言ってまた来た道を戻らないといけないんですけど)

ハイキングって楽しいけど、こんなに過酷だったらゴールで相当な絶景待ってないとマジでやってらんないよ〜

心がブラックになりかけた時、道幅が急に狭くなり、路肩に花が咲き乱れ、今までのトレイルとは明らかに違う雰囲気のエリアに突入。

右上を見上げるとそこにはアルプス級の美しい山々が!!!


雪が残る山と咲き乱れるピンクの花、そのバックの青空がなんともまぁ絵ハガキのようです!

ウィスラーっていうよりかはスイスって感じでした。行ったことないしただのイメージですけど。

なぜかこの辺りは花がたくさん咲いていて、森から出たかのように急に開けたので、「ここ天国?」と思うほどピースフルな場所でした。

ただトレイル自体はとても狭く急で、ベリーの実もたくさんなっていたので、クマの恐怖再燃。

しかもこうゆう時に限って本当に獣臭がして来るんです。

怖くなって足早にこの天国を抜けると次に待っていたのは出来立て感ありありのキレイな吊橋。

その名もGin & Tonic Creek。

吊橋と言ってもかなり頑丈にできているので歩いてもほとんど揺れません。ただ。橋の幅が結構狭いので、足を踏み外せば下に落ちる可能性は十分にあるスリル満点のアトラクション。

高所恐怖症の方には十分厳しめな高さと開放感。

この下は川が流れているんですがその水の色がなんともキレイなブルーで!

これはいよいよゴール近いんじゃないの〜?とさっきからそればっかり期待してるんですが一向に着きませんʅ(◞‿◟)ʃ

橋からの眺め

吊橋を無事渡りきったその後は急に開けた場所に出ます。

今までとは全く違う雰囲気で周りに高い木がほとんどなくなり、どちらかと言うと砂漠のような景色。

そこにくねくねのトレイルと背の低い草木に大量のハエ、蚊。(ハエや蚊は最初から最後までめちゃくちゃいます。)

この日はカンカン晴れで気温32度超え。この開けた場所ハイクがめちゃくちゃ辛かった。。

なんせ直射日光を浴びたまま30分ぐらい歩き続けました。

ここまでスタートから既に3時間弱歩きっぱなし。しかも道は平坦になることなく基本的に常に急勾配。

バックパック購入後初のハイキングだったゆえ、バックパックの背負い方、各ハーネスの調整の仕方が全く分かっていなかったので、背中は汗でビッチョビチョ。

本当に一体いつになったら着くんですかー、まだこんなに太陽さんさんのなか歩かないといけないんですかーと本気で嫌気がさして来た、その時!

ついに!

あれって湖じゃないの!!!!???

近づくにつれ見え始める青い水の湖!

レインボーレイクだーー!ついについに着いたー!!

レインボーレイクが見えた瞬間本当に感無量でした。。。

おそらくバックパックの6キロと、灼熱の暑さが疲労度をここまで引き上げたのだろうと思いますが、こんなに疲れたハイキングはグアテマラの火山ハイク以来。。(グアテマラの方が今回の10倍ぐらい辛かったですけど)

自分はハイキングの体力が女子の中ではある方で、いつも一緒にハイキングに行くメンバーが大概「あと何分で着くのー(怒)」と中盤あたりから何度も繰り返すんですが、今日初めて彼らの気持ちが分かりました。

ゴールにたどり着いてこんなに嬉しいなんて。。!

しかもこのレインボーレイクがまた本当にキレイで。

ジャジャーン

加工一切なしの色がこれです。

ウィスラーの住民はこの水を飲んでるだなんて、なんてラッキーな。

この先さらに30分ほど歩くとハンギングレイクというもう一つの湖もあるみたいなんですが、いやいや今日は結構です、と当然ながら思ったのでピクニックテーブルに腰を下ろしてやっとこランチにしました。この時点で時刻は既に2時半。

ここでもあの時クリフバー食べといて本当によかった、としみじみ。自分の食欲に若干引きました。

ランチを食べる時もハエやら蚊やらが大量に襲って来ていたのであまり気持ちのいいものではありませんでしたが、このキレイな湖を見ながら食べ物をいただけるというのはなんとも特別でした。

そして人が全然いないんです。コロナの影響なのか元々なのか、この3時間の間すれ違う人も数えるぐらいで、一つしかないピクニックテーブルを奪い合うこともなく。快適に時間を過ごせました。

そしてこのピクニックテーブルも所々にあるベンチも全部おニューでとってもキレイ。

ただこれら全てが日陰ではなくバリバリの直射日光の中だったので疲れた身体を涼めて休む、まではできなかったのがちょっと残念でした…。時間帯によっては日陰になることもあるのかもしれませんが、ゴールの湖は完全に開けたところにあるので日陰を探すことすらほぼ不可能でした。

要注意ポイントはそこですねー。疲れてる時の直射日光は結構キツイです。

でも本当に手入れの行き届いたトレイルで、ここにあるトイレも山のトイレとは思えないほどキレイでした。もちろん水洗ではありませんが、びっくりすることに臭いも虫もほとんどなく、特に抵抗感なく使えましたね。

まとめ

レインボーレイクトレイルのいいところ

  1. レインボーレイク & 途中の景色が絶景
  2. 往復6時間弱のハイキングはかなりの運動になる(往復でなんと約2000カロリー消費しました)
  3. トレイルの管理が行き届いていて、ほぼ全てのファシリティーがGood Condition!

レインボーレイクトレイルのマイナスポイント

  1. 虫が異常に多い(8月に行った場合)
  2. 傾斜が結構キツイので膝への負担大
  3. クマ出没が日常茶飯事

とこんなことろでしょうか。

高低差がしっかりあるロングハイクがしたい人にはオススメです!

虫除けスプレーとできればベアスプレーも忘れずに。

そろそろハイキングシーズンも終盤に入りましたが、今年は海外旅行に行けない分多くの人がアウトドアを楽しんでいる様子で、ハイキンググッズ、キャンプグッズが売り切れ続出。

かくいう私も次はユーコンでのバックパックが待っているので気を引き締めてクマに気をつけながら楽しんで来たいと思います。

それではまた〜

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