こんにちは、さずです。
今年の7月にインビザラインの記事を書いてその後の報告を放置していましたが、実はあれから地味～に治療が続いていました。
7月の段階でサンフランシスコから届いた追加の16枚のアライナー（58番目が終わった後の追加16枚）をはめ始め、1週間に一枚交換だったので順調に4ヶ月で16枚が終了。
どんどんまっすぐに整列し始める歯
その様子がこちら
今ではすっかり八重歯がなくなりほぼほぼ完璧なまでにまっすぐに。
今後はバンクーバーでもう一度スキャンしてとりあえず固定用のリテイナーを作ってもらい、細かい部分を直すためのさらに追加のアライナーを約１０枚ほど頼む予定だそう（まだ続くんかい）。
インビザラインを始める時に抜いた上の歯2本のぽっかりと空いた穴ももうほとんどありません。こんなに完璧に隙間が埋まるなんて感動。
私より半年ぐらい前にワイヤー矯正を始めた友達も上の歯を2本抜いているのですが、2年近く経つ今でもその歯の隙間は埋まっていません。
ワイヤー矯正の方がインビザラインよりも引っ張る力が強いと聞いていたので抜歯した穴なんてすぐ埋まるもんだと思っていましたが一体どうなってるんでしょうか…。
私をモデルとしてインビザラインを勧めてくれた担当医曰く、歯を思った通りに動かすのは“めちゃくちゃ難しい”とのことで、最新のスキャナーや技術を持ってしても歯がシュミレーション通り動いてくれるとは限らないそう。
もちろん歯科医が ”絶対に一日20時間以上アライナーをつけてください”、
”ゴムを必ず毎回忘れる事なくこことここにかけてください”、
”マウスピース矯正は虫歯になりやすいので歯を一日三回磨いてその度にフロスもしてください”、
と指導したところで患者さんがそれらを全て守るとも限らず、なんなら歯に大量に付いたアタッチメント(プラスチック製の小さくて白い物体でアライナーの装着をさらにフィットさせる為の物。これがあるとないとではフィット感や締まりが全然違います。)が外れてフィットが緩まったりするとその分少しずつ計画の誤差が出てくることも。
最近高額なインビザラインを真似た安価なマウスピース矯正が出回ってきていますが、私の担当医曰く“あれだけは絶対やめた方がいい”とのことです。
自分で撮った写真を送るだけで直接医者には会わずにマウスピースが送られてくること自体とても恐ろしい事らしい。
前述した通り歯を動かすことは“とても難しい”こと。
専用のスキャンや直視もせずに治療方針を決めて歯がまっすぐになるどころか、やる前よりガチャガチャになるケースが跡を絶たないそう。。
そうなってしまった後に彼のような歯列矯正専門医に駆け込んでもそこから完璧に直せるかどうかはもちろんケースバイケース。
さらにはもちろん多大なお金もかかるので最終的に無駄に何度もお金を払うことになるとのこと。
そして恐ろしいのはそのインビザラインパクリ会社は仕上がりを保証していないらしく、訴えても勝ち目はないとまで言っていました。
ひどい場合は噛み合わせが悪くなりうまく口が閉じなくなることにもなると・・・。怖すぎる！Σ（ﾟдﾟlll）
安さに負けてこういうところには手を出さない方が無難ですね。
私も実際インビザラインを始める前は自分の歯並びは悪くない方だからきっと私のケースは簡単だろうと勝手に思っていたんですが、実はとんでもなく難しいケースらしく、私の担当医はこの成功例（まだ終わっていませんが）をコンペティションに出すつもりらしいです。優勝すれば$5000USDもらえるらしい…。
実際サンフランシスコに飛んで診てもらっている時も彼の先生や同僚が集まってきて”こんな難しいケースをどうやってここまでまっすぐにしたんだ”とかベラベラ喋ってたなぁ。
彼は私の歯をここまでキレイに整列させたことを本当に誇りに思っていて、しょっちゅう
「君のケースは一般歯科医にはできないレベルだよ。矯正歯科医じゃないと無理だ」
と上から目線でした。
私には歯のことは全くわかりませんが、その道のプロに見てもらわないと難易度や治療期間などは全く分からないので矯正を考えている方は変な安価なマウスピース矯正には手を出さず、とりあえず矯正歯科医にコンサルテーションしてもらうことをオススメします。
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インビザラインの良いとこ悪いとこ
- 見た目：何よりワイヤー矯正のような見た目の変化が特にありません。
ただ治療によっては私のように上下の歯をゴムで繋げて引っ張ったりすると大きく口を開けた時にゴムが見えたりはします。
アタッチメントのボコボコがアライナーにもあるので近づいて見ればマウスピースをしていると分かるかもしれませんが、基本的に矯正をしていることがバレたことはありません。
- つけ心地：良くはない。
矯正を始めた最初の数ヶ月は締め付けも激しく、痛みもあり、舌も違和感を感じるのでうまく喋れず、本当に辛かったです。
しかしオンラインでマウスピース矯正を調べると皆さん”痛くない”とおっしゃっているのでここは個人差が激しいところなのかもしれません。
私の場合２本抜歯した１週間後の抜歯の痛みが引かないうちに始めたので痛みはかなり強く、最初の１週間ぐらいは鎮痛剤が欠かせませんでした。（そういえばAdvilではなく Tylenolを飲めと言われました。イブプロフェンは歯が動くのを止めてしまうらしい。）
舌の違和感で発音できない音ができたりする件も個人差が大きいみたいで私は慣れるまで３、４ヶ月かかりました。
担当医曰くそれはかなり稀らしい。普通１週間ぐらいで慣れると。
頑固な私の舌。
私は特に「す」の音が発音できず、というか空気が抜けてしまって舌足らずな感じの話し方になっていました。
数ヶ月で慣れた後も新しいトレイ（アライナー）にチェンジした直後は締め付けがさらに激しく痛みがあることもあるので替えた初日、二日目までは毎度毎度少し喋りにくいです。
- 利便性：悪い
何かを食べる時、飲む時はアライナーを外さないといけないことが本当にめんどくさい。
インビザラインの弱点はこれに尽きます。
友達と外でご飯をするときもいつも最初にトイレに行って外さないといけないし、始めた当初は一時間でも外していると歯が元に戻ろうとし、はめ直した時にめちゃくちゃキツくなるので食べ終わったらすぐにトイレに戻り歯を磨き再び装着（レストランにいる間に）をやっていました。
今はほぼ歯が一定の位置にステイしているので余裕で３、４時間外しちゃいますが。
アライナーを外さないと何も食べれない、飲めないなのでつまみ食いや間食はめちゃくちゃ減ります。
そのお陰か矯正で痩せる人がたくさんいるみたいですが、私は好きな時に食べれないストレスから外した時に好きなものを好きなだけ食べる暴飲暴食スタイルになり全く痩せませんでした。
ちなみに私が一番最初に担当医に言われた注意事項は
”硬いものはできるだけ食べないように”（アタッチメントが外れるから）
と
”ターメリックが入っている食べ物は食べるな（カレーとか）”（アタッチメントにもアライナーにも色素沈着して取れなくなるから）
でした。
1年９カ月が経ってようやく私の矯正にも終わりが見えてきました。
思えば本当に長かった・・・いや、かなり短縮でやってもらったので早かったんですが、その分痛みが強かった・・・。
これから矯正を考えている人の参考になれば幸いですが、私的にオススメ度は５０/５０・・・。
まっすぐになった歯を見るのは楽しいですが、食べる楽しみが減った生活はかなり辛かったです。
しかしそこは本当にケースバイケースだと思うので、まずは専門医に相談して、できるだけ痛みが少ない方法がいいのか、それとも私のようにマッハで終わらせる方法がいいのかなどじっくり話し合って趣味レーションも何度もやってもらうことをお勧めします。
それではまた〜
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