私が住んでいるBC州は今まさに甘エビ(Spot Prawn)の季節です。
本来だったら5月上旬が収穫時期なんですが、今年はご存知の通り新型コロナウイルスがカナダでも猛威を振るっていた為、3月中旬からレストランは全てクローズ。観光客も全くカナダに入国できない状態だったので、地元の漁師さんたちが甘エビいっぱい収穫したところで誰が買うのよ問題が発生。
そこで漁師さんたちは収穫を1カ月遅らせる事を発表しました。1カ月永らえた甘エビちゃんたちは例年よりも大きく成長。
1パウンドいくら、という量り売りなので大きい方が漁師さんたちも稼げるしいいね!と思ってたってところ1パウンド辺りの値段が例年よりも安くなって登場。なんて良心的な!
でもこのコロナ禍で失業したり経済的に苦しくなった人が多いから甘エビを買ってる場合じゃないかもしれない状況を見据えてなんでしょうね。
かく言う私も2カ月丸々無職でした。
その間はカナダ政府がコロナ対策の一環として、職を失った、もしくは大幅に収入が減った人たちに2週間$1000の給付金を出してくれていました。申請から3日後ぐらいには銀行口座に入金されたのに度肝を抜かれました。なんでもスローなカナダがここまで迅速に動くとは。
時を戻しましょう。
ジャジャーン
こちらが噂のBC Spot Prawnでございます。Live Spot Prawnです。ええ、生きてます。
バチバチ跳ねて扱いが大変でした。殻からプリプリの身体が透き通って見えますねぇ。
海鮮大好き、寿司大好きな私はどうしても刺身(というか生)で食べたい衝動が抑えきれず、一尾だけ刺身でいただいてみました。甘エビちゃんには本当に申し訳ないですが踊り食いですね。
そのプリプリできゅうきゅうの身と言ったら!
砂糖まぶした?ってぐらい甘くって、あまりの美味しさにぶっ飛びそうでした。
本当は全部刺身で食べたいぐらいだったんですが、去年のSpot Prawanの時期に食べた刺身(三尾のみ)の2日後にどうやら彼らから細菌感染したらしく、下痢や嘔吐のオンパレード。ついでに高熱まで出て本当に辛かったので今年は一尾のみ。それでも食べるんかいって自分でも突っ込みたくなりますが、どうしても美味しいものの欲には…勝てない。
刺身として頂いた一尾以外は全員フライパンで軽くグリルして塩とレモンをまぶして頂きました。
これも、本当にサイコー!
レストランで食べようと思ったらいくらするんだろう…この量。ってほど食べましたね。本当にいくらでも食べれちゃうほど味がしっかりしてて、例年の甘エビちゃん達よりも断然美味しかったです、今年の彼らは。多分1ヶ月余分に成長したおかげなんですかね?
食べ終わった頭はカニミソならぬエビミソが残っているので全部取っておいて、これで出汁を取って雑炊にしてみました!
これがまたウマい(涙)
いやーー本当におったまげました。
あまりの美味しさに。
今年は豊作です!
感動です!
常に日本の美味しい海鮮が恋しくってたまらない私ですが、この時期ばかりはカナダの甘エビの勝ち〜!って思っちゃいますね。うふふ。
甘エビちゃんのシーズンはあと1、2週間は続くので機会があったらまたやっちゃおうと思います。うふふふ。