ウニをさばいてみた件

ずっとユーコンのクレイジーキャンプ体験を書いてきたので、そろそろ箸休めにウニのネタいきます。

先日Green Sea Urchinという日本語名、緑ウニ?をいただいたのでその一部始終を記録しておきたいと思います。

世界中の食べ物の中でウニがダントツ一位な私はいつもウニをトレイ(おそらく10〜15ストリップ入っている)ごと買って、その日のうちに全て食べきってしまうんですが、今回は生きたウニ(手にしたときは恐らくお亡くなりになってましたが)を殻ごと3ついただいたので、初めてのウニさばき体験です。

よく考えればこんなに大好きなウニを今まで自分でさばいたことがなかったのが不思議なくらいですね。

だんだん使命感に駆られてきました。

今回さばくのはこちらの3匹。

言うまでもなく本当に緑色!

通常の黒い殻のウニのイガイガしたイメージとは違い、こちらの緑ウニのトゲは意外と柔らかく、なんなら”硬い芝生”程度。優しく触る分なら素手で触ってもそこまで痛くありません。

とりあえずさばき方に関しては右も左も分からないのでユーチューブ先生に教えてもらい、早速実践。

用意するもの

  • ウニを掴むトング
  • 塩水の入ったボウル3個ぐらい
  • キッチンバサミ

以上です。

まず殻を開けるには包丁で切り込みを入れるよりキッチンバサミで開ける方が簡単そうだったのでそうすることに。

トゲトゲが痛いので手に刺さったりしないようにトングでつかみます。ない方は厚手の軍手を用意して手で持ってやる方法もあり。

そしてどうやら中には内臓がいっぱいあるらしいのでそれをキレイに取り除く必要があるそうで、ボールに入った塩水を何個か用意しないといけないとのこと。

これらを用意して、汚れないようにまな板に新聞紙(か何かしらの紙)を敷いて早速やってみまショー!

※結構グロい画像になりますので食事中の方はお気をつけください。

まずウニには口があります。

表か裏を見ればすぐにどちらが口か分かるほど案外大きめの穴みたいな窪みがあるのですが、それがウニ様の口です。

その口の周りを穴ごとキッチンバサミで切り落とします。

ハサミでグリっとこねくり回すと姿を現す白い物体。これが口らしいです。おそらく歯ですね。なんかキモい…。

緑ウニは殻がそんなに硬くないのでキッチンバサミで簡単に穴が空いて口の周りをキレイに円形に切り込むことができます。

こちら口を切り落としてから中が見えやすいように鍵穴型に切り込みを入れた画像。ウニ様が中にいるのが分かりますね!

でも予想と反してウニが殻にくっついておらず、液の中に浮いている状態…。

こんな風にキレイに陳列している状態を想像していたんですけど、これってムラサキウニとかバフンウニだけの話なんでしょうか…?

それともこの緑ウニちゃんはなんかグレードが低いとかそういうことなんでしょうか…?

まぁ美味しく食べられるなら陳列してなくても全然いいんですけど。

殻の入口が開いたので中身を一度全て丁寧に出します。

うわーーーーーーーーーーーーーーーーー(汗)

めっちゃキモいーーーーーーーーーΣ(゚д゚lll)

この緑色のゾンビみたいな物体がウニの内臓みたいです。

私昨日まではウニって殻開けたらそのまま食べられるもんだとばかり思っていました。

こんなに内臓豊富だったんですね…。もはやウニの身よりも内臓の方が殻の中に多く入っている印象です。

ショック…を受けても仕方がないので、まな板の上で取り除ける大きな内臓は手や箸で取り除いて、身自体にこびりついているものたちはそのまま身ごと塩水のボウルに入れます。

同じ要領で他の2つのウニたちもさばいていきます。

そしてこちらが3個分のウニを塩水ボウルに入れた状態

そしてここから食用ピンセットがあればそれを使って、なければ一つずつ素手で優しく内臓を取り除いていきます。

内臓は意外とぽろっと落ちるのでこすり取ったりする必要はないのですが、なんせウニの身が柔らかいので、ちぎってしまったりちょっと潰してしまったり。

慣れてないとなかなかうまくできず、小さいウニの身なんかは気づけば指の圧で潰していたのか削っていたのか、大きさが半分まで小さくなっていく始末。

ウニに優しくできないようではウニを語る資格なしと痛感。

内臓がキレイに取れたものからキレイな塩水ボウルに移していってーを何度か繰り返します。

ここで塩水ボウルが3個必要な理由に納得。

実際私は4個ぐらい使いました。

全てキレイになるとボウルに入れた後も水があまり濁りません。

こちらが内臓を全てキレイに取り除いた後のウニたち。

お気づきでしょうか。量かなり減ってますよね… ( ;∀;)

どうしてこうも少なくなってしまったのか…。

大事なウニはどこへ消えたのか…。

その答えはおそらく、小さいかけらのウニがたくさんあって、ボウルからボウルに移す際に指で水からすくえないほど小さかったので(というか食べても何も感じないほど小さかったので)最終的に残りませんでした。

そしてこちらファイナルリゾルトです…。

一個一個の大きさが違うのでキレイに並べることもできず。

情けない!

と、ここまででスタートから30分かかりました。

なんとか終わったので実食に参ります。

(モグモグモグ)

あー、おいしい!( ´∀`)

味はかなり軽めの味で”濃厚でクリーミー”とはかけ離れておりましたが、苦労して内臓を取り出したおかげか臭みなどは全くなく、身自体は売られているものよりも小さいですがウニを食べている幸せは十分感じられました。

ただ!

正直売られているものの方が 

手間なく大きい身がたくさん

食べられるので、値段は張りますが効率的であるかと思います。当たり前ですが。はい。

自分でさばいた場合30分かけて5分で完食です(泣)

今回は緑ウニというあまりメジャーじゃないウニだったせいもあるかもしれませんが、もっと身が大きくて、内臓が少なくて(そんなウニあります?)味がクリーミーなウニをお手頃値段でゲットできるなら自分でさばいて食す価値は大いにありそうです。

でも今回のこの経験を通して大好きなウニをよく知ることができたので、ちょっとウニについての知識がついたというか経験値が上がったというか。

職人さんたちの苦労があって、美味しくてキレイなウニが食卓に流通していると思うとこれもまた感謝の気持ちでいっぱいになりますね。

以上、今回はウニをさばいてみた話でした。

それではまた〜

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