トゥームストーンにはバックカントリーのキャンプ場が3つあって、全て湖のそばに作られています。
水道がなく飲み水も全て湖から汲んで飲むので水源が必須な為です。
ここグリズリーレイクはその3つのキャンプ場のうちトレイル口(ハイウェイ)から一番近いキャンプ場。(近いといっても8時間(*_*))
大体のハイカーたちがこのキャンプ場で初日キャンプし、2日目以降に次のキャンプ場まで進むという予定で来ているパターンが多いです。
私たちもその予定でいたのですが、グリズリーレイクに着いた瞬間から雨が降り始め、その後朝まで降り続けた結果テントが中までびしょ濡れに。
そしてパークレンジャーの情報によると2日目は一日中まとまった雨の可能性が高く、2つ目のレイク、ディバイドレイクまでの道のりが、
恐ろしい傾斜の砂利道を越えていく道+雨+重いバックパック+テントびしょ濡れをまたバックパックにしまわないといけない
を考えるとディバイドレイク行きは諦めて予定変更でもう1日グリズリーにステイすることに。
私たちの他に2日間合わせて5組ぐらいのキャンパーたちがグリズリーレイクにいたのですが、その中の何組かもディバイド行きをやめたと言っている人たちが何組かいました。
実際にここに来てみると想像以上の傾斜と難易度のトレイルを目の当たりにし、かなりビビりました。
それに加えてお天気問題もあるので、予定変更を余儀なくされたりします。
何日間でもキャンプ大丈夫ー!って方々は天気が良くなるのを待って移動したり出来ると思いますが、トゥームストーンのキャンプ場は予約が必須なので(でも電波はないので携帯で予約ができない)、パークレンジャーが運良く近くにいれば自分がもう一泊出来るかの確認や延泊、予定変更が可能になります。
ただ安いですが一泊料金もかかるので、一泊分キャンセルしたいとなっても事前に予約を入れていたお金などは返金されません。
ということで二泊することになったグリズリーレイクのキャンプサイトを紹介していきたいと思います。
トゥームストーン グリズリーレイクキャンプサイト
このキャンプサイトにはトイレ、ベアプルーフフードストレージ(熊よけの食べ物をしまうロッカー)、クックシェルター(屋根付きのご飯が食べられるところ)とテントを設置するためのテントパッドがあります。
他の二つのキャンプサイト(ディバイドレイク、タラスレイク)と設備は全く一緒らしいです。
もちろんシャワーや水道、ゴミ捨て場すらありません。
トイレは二つあってもちろんどちらも汲み取り式です。トイレットペーパーは備えつけられていないので自分で持参しないといけません。
トイレットペーパーもロールごと持っていくとかさばってバックパックに入らなかったり、いざトイレに行くときにポケットにも収まらないので一回分としてちぎった長さを丁寧にたたんでそれを1ロール分ジップロックに入れてバックパックに詰める、といった感じです。
熊よけの為、食べ物はテントの中ではなくこのクックシェルターで食べる決まりになっていて、みんなワンタッチでお湯が沸くジェットボイルを持ってきていてそれでお湯を沸かし、コーヒーを飲んだりドライフードを食べたり。
毎日メインで食べていたのは日本から送ってもらった非常食にもなるアルファ米のドライフード。
お湯を注いで15分ぐらい待つと膨れ上がり、まるで炊きたてご飯のような柔らかさのお米に大変身。
五目ご飯やわかめご飯、ドライカレーに、田舎ご飯など色々な味があって、どれもサイコーーーに美味しい!!!!お世辞抜きで普通にご飯として食べられるレベルの美味しさ。
食べ終わった後のゴミは全て持ち帰りで、残った食料は全てベアキャニスターにしまった後、ベアプルーフロッカーに保管という徹底ぶり。
なのに意外と熊には一頭も出会いませんでした。
この徹底ぶりが熊を寄せ付けないようにしてるのかもしれませんね。
水はレイクから汲んで、ジェットボイルで沸かして飲みます。
味は…浄水されていないのでやっぱり美味しくはなかったですが、お腹痛くなったりはしませんでした。
全然飲めるレベルです。
キャンプサイトの道にはプラスチックの滑り止め的なパッドが敷かれているのがナイスでした。
まとまった雨が降ると地面がすぐぐちゃぐちゃになって、このパッドの意味をなさないほどドロドロになってしまうんですが…。そしてドロドロになったプラスチックは滑ります…。
ここでも転ばないように必死でした。
テントパッドがあるので濡れた地面から水がしみることはないとタカをくくっていたのですが、大間違い。
降り続いた雨が水滴になってテントの縫い目から染み出し、テント内もびしょびしょに…。
朝の気温はマイナス5度近くまで下がるのに、寝袋やダウンジャケットが雨を吸ってしまうと乾かず、全く暖かくならないので、この二つは何が何でも死守。
初めてのバックパッキングにしてかなり強烈な経験でした。
じゃあどんなふうにして寝ていたかというと、毎晩ボイルした熱湯を入れたウォーターボトルを湯たんぽのように寝袋に入れて一緒に寝ていました。これに靴下を履かせると熱が逃げにくくなって朝までなんとなくあったかいまま。これ本当におすすめです。
二日目に関しては寝袋にくるまって暖をとり(出ると本当に寒い)、雨が止むのを待って日帰りで行けるTwin Lakesというところまでハイキングに行きました。
これがまたすごいハイキングでした。いろんな意味で。
全国630店舗以上!もみほぐし・足つぼ・ハンドリフレ・クイックヘッドのリラクゼーション店【りらくる】それに関してはまた次の記事で書きたいと思います。
それではまた〜