バンクーバーレストランレビュー Addah チャイナタウンにあるヒマラヤ料理

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こんにちは、さずです。

今回のレストランレビューはちょっと変わりネタを。

様々な人種が住むバンクーバーは世界各国の食べ物や食材を味わうことができますが、その中でもなかなか出会わないヒマラヤ料理のお店、Addahをご紹介します。

早くも結論からお伝えしますが、衝撃の美味しさでございました。

Addah

もしかしたらヒマラヤ料理自体をほとんど食べたことがなかったから期待していなかった分さらに上乗せで美味しく感じた可能性はありますが、頼んだ物全て、

「え。。。めちゃくちゃおいしい。。。」

と、一緒に行ったお友達共々大満足で店を出ました。

ということでイッテみましょー!

場所

のっけからこんなこと言うのはとても気が引けますが、バンクーバーの危険エリアで有名なチャイナタウンの奥にあり、なかなかのShadyなロケーションに位置しています。

そしてレストランとしては珍しく階段を登った2階にあるため、通行人からはレストランがあるとは気付きにくく、夜に女の子が一人で歩いて行くにはちょっと怖いかもしれないところにあります。

そして2階の席から見える景色も当然ビーチや街のキラキラした感じとは程遠く、場所柄ホームレスの方々が溜まる公園やその辺りをテリトリーとする通行人の方々なので清々しい気持ちにはなりにくい、と言えましょう。

こちらがその魔界への入り口。

ぶっちゃけ入りづらい…。まさかここがレストランとは….

店内

怪しい入り口に一歩足を踏み入れると階段が現れます。

この階段自体はあまり装飾されておらず、なんなら登った先に怪しげな絵が飾られており、場所柄「あれ、なんかまずいとこ来ちゃったかな」と一瞬引き返しそうになるのですが、その気持ちを抑えて上に上がりましょう。

すると広がる外からは想像もつかないファンシーで美しい店内。

奥にはバーが
席の数多!

そしてだだっ広い。

この広い店内に私とお友達と二人だけ。

そこへサリーをまとった美しいサーバーの方が登場し飲み物のオーダーを取ってくれました。

今回はお友達の誕生日だったのでお祝いに昼からビールを注文。

メニュー

こちらがこのお店のグランドメニュー。

メニューを開いても現地の料理の名前なので読んだところで正直何が何だか。。

毎回思いますが、材料だけ書いてあるこっちのレストランのメニューは俗に言うどんなものが出てくるでしょうかゲーム。

想像力弱めの私は毎回本当に頭を悩ませます。

数分したところでなんとキッチンからシェフが登場し、ヒマラヤ料理の説明とオススメの一品を紹介してくれました。他にお客さんがいなかったからやってくれたのであろうナイスサービス。

オーダーを決められない私の苦悩な表情を読み取ってくれた敏腕シェフが「悩んだらまずヒマラヤ料理の代表格とも言えるMomoは頼んだほうがいい」とアドバイスをくれました。

MOMOか。あの餃子みたいなやつよね!?

ナイス!じゃあ、とりあえずビール的なノリでとりあえずMOMO!と言ったはよかったものの、こちらのMOMO。一口にMOMOと言っても

Fried(揚げ)、Steamed(蒸し)、Sizzler(焼き)があって好きな調理法を選べるけど何がいい?と。

ノーアイディアだけどなんとなく水餃子っぽいイメージがあったのでSteamでいこう。

MOMOを頼んだのはいいけど他のメニューはさらにノーアイディアだぞ、と焦ったのも束の間、すかさず敏腕シェフが「辛いの大丈夫?僕のオススメはこれとこれでー。。」と助け舟を出してくれました。

というわけで彼オススメの

  1. SIKAM PAA
  2. SHAYAFALEY
  3. LAMB SKEWER
  4. あと STEAM MOMO

の計4品をオーダー。

実食

一番初めに登場したのはヒマラヤ料理の代名詞MOMO。

なんですが。。。その美味しそうな見た目にテンションが爆上がりした私は食べることに専念してしまいMOMOの写真を撮り損ねました。

なんとしたことでしょう。

※Googleから検索したMOMOのイメージ写真だけ貼り付けておきます。悪しからず。

しかしながらこのMOMO、本当に本当に美味しくて、日本の餃子好きの私が日本の餃子をも超えるのではないかと思ったぐらいのクオリティーの高さ。

MOMOの餡は日本の餃子みたいな豚や鶏ではなくビーフ。

そこにカッテージチーズと細かくチョップされた野菜が入っていて、その上にチリオイルみたいな辛いソースがかかっています。まぁこのコンビネーションが合う!

辛いもの好きだったら何個でもイケちゃう危険な食べ物。

めちゃくちゃおいしー!

ぺろっと食べ終わってしまったところに2品目が登場。

Lamb Skewer

(羊肉の挽肉を串で刺したもの)です。

これも恐ろしい美味しさでした。

Lamb Skewer自体はヒマラヤ特産ではなく、結構いろんなレストランで食べられると思いますが、Lambと言えば臭み。

しかしここのLambは全く臭みがありませんでした。

多量のスパイスを使っているっぽく、めちゃくちゃ辛く、スパイスの香りと風味がガツンと来るのですがおそらくこのおかげで肉自体の臭みは全くなし。

こちらも辛いのが好きだったら止まらない美味しさ。

3品目、

SIKAM PAA

あぁ、本当に同じコメントで申し訳ないですが、これも激ウマでした。

というか激辛でもあります。

パンの上に乗っかっているのがカリカリに焼かれたポークベリー(豚バラ)でこちらもたくさんのスパイスで今までのやつよりもさらに激辛なんですが、いや〜辛いもの好きにはたまらない。

4品目、 

SHAYAFALEY

ここで想像もしなかったピロシキにも似た美しい揚げパイが登場。

中には牛挽肉と野菜をスパイスで炒めた物が詰まっていました。

これもまた美味しい!

でもこれは私の中で4品中4番目かな〜。他の3品が美味しすぎてこのパイは美味しいんだけどイマイチ創造性に欠ける、といった印象。

結論

ここまで食べて分かったことは

ヒマラヤ料理は辛い

ということ。

もしかしたら私たちが頼んだ料理がたまたま全部ストライクだけだったのかもしれませんが、ここで食べた4品全てとても辛かったです。

後でヒマラヤ料理のレシピを調べてみるとヒマラヤ料理つまりネパールと言う国の料理は北と南でずいぶん特色が異なるようで、インドに近い南側はカレーなどのスパイシーな料理が多く、チベットに近い北側は放牧文化の為ヤクの肉やチーズ、餃子やうどんなど粉なものが多いそう。

ネットで調べたネパール料理のレシピではインドのスパイスはもちろん、四川の唐辛子を使っていたりもしました。

そりゃ辛いはずだわ。

レシピで思い出しました。ヒマラヤと言えばピンク色のヒマラヤンソルトですが、私が一口食べて衝撃を受けた塩がタスマニアの塩。

このTasman SaltのPepper Berry味の塩が世界で一番美味しいんじゃないかと本気で思った塩で、ほぼタスマニア近郊でしか売っておらず、オーストラリアにいた友達にお願いして探し回ってもらい、やっと再び出会えた大変な塩。

なんとカナダのAmazonでベーシックなSalt Flakeが売ってました。(しかしながら$60!)興味のある方はどうぞ。。

激辛4品を全て食べ終わった頃にお店から手作りミルクアイスキャンディーの嬉しいサービスが。

これはポイント高い!

日本の焼肉屋とかのレストランではたまに無料でシャーベットくれたりしますがカナダでこんなんもらったのは初めてな気がする〜。

辛かったしこういう優しい甘さは地味にうれしい。

店内は広くて開放感がヤバいし、サービスもよかったし、料理は美味しいし、でとてもオススメです。Addah。

期待してなかった分(失礼)想像以上に美味しかったチベット料理にメロメロな午後でした。

場所柄なかなか集客が難しいのかもしれないですが、今後長く続いてほしいと願うばかりです。。

辛くてうまいアジア料理が好きな方はぜひ一度お試しください〜

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